アメリカ経済の最新ニュースを中学生でもわかるようにやさしく解説します!
はじめに
こんにちは!アメリカの経済ニュース、少しむずかしそうに聞こえますよね。でも、実は私たちの生活にも関わることがたくさんあります。今回は、2025年8月30日現在の最新データを使って、いまのアメリカ経済がどうなっているのか、やさしく解説していきます。
物価の上がり方 インフレってどうなってるの
最近、「インフレ」という言葉をよく耳にします。これは、物の値段が上がることです。
現在のインフレ率は、年**プラス2.7%です。以前よりも落ち着いてきています。特にガソリンなどのエネルギーの値段が下がったことで、全体の上昇は小さくなっています。ただし、食料品やエネルギーを除いた「コア」と呼ばれるインフレ率はプラス3.1%**で、こちらはまだ少し高い状態です。
雇用の状況 仕事は見つかるの
仕事の状況を表す「失業率」は**4.2%**で、ここ1年くらいは同じような状態が続いています。全体的には、仕事が見つかりやすい安定した状況と言えるでしょう。
しかし、注意したい点もあります。長い間仕事を探している人(27週以上)が少し増えています。職種によっては仕事が見つけにくいこともあるため、少しずつ差が出てきているようです。
景気の良さ 国全体のお稼ぎはどれくらい
国の経済の大きさを測る「GDP」というものがあります。これは、国全体がどれだけモノやサービスを作って売ったかを表す数字です。
今年4月から6月までのGDPは、年率**プラス3.3%**でした。その前の1月から3月期はマイナスだったので、春に一気に回復したことがわかります。経済は順調に持ち直していると言えます。
生活にどう影響するの
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物価 物価の上がり方は小さくなっていますが、家賃や医療費、保険代などはまだ値段が高いままです。完全に元の値段に戻るには、もう少し時間がかかりそうです。
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仕事 全体で見ると仕事は安定しています。しかし、一部の職種では仕事を探すのがむずかしくなっている人もいるので、職種による差が大きくなってきていると言えるでしょう。
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金利 住宅ローンや会社が借りるお金の値段は、まだ高めです。しかし、今後発表されるデータによっては、金利が動く可能性もあります。
大きなニュース 関税(かんぜい)の判決
最近、アメリカでは「広い範囲にかける新しい関税」が導入されました。この「関税」とは、輸入品にかかる税金のことです。この関税について、連邦控訴裁判所が「多くの部分が違法だ」と判断する、という大きなニュースがありました。
もし最終的にこの関税が無効になると、海外から入ってくるモノの値段が下がり、一部の物価が安くなるかもしれません。逆に、関税が続くことになれば、輸入品の値段が上がりやすくなります。この判決がどうなるのか、今後の動きに注目が集まっています。
用語ミニ辞典
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インフレ 物の値段が上がることです。
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失業率 働きたいのに仕事が見つからない人の割合のことです。
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GDP 国全体がどれだけモノやサービスを作って売ったか、その合計金額のことです。
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政策金利 お金を借りる際の基本的な値段です。この金利が上がったり下がったりすることで、住宅ローンなどの金利も動きます。
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関税 海外から輸入される商品にかかる税金のことです。関税が高いほど、輸入品の値段は高くなります。
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